やっと北海道最終日9月12日。
滝里ダム。見学していたら、警備のおじさんが「これ要るでしょ」とか言ってダムカードをくれた。ダムカードとは、個々のダムの写真や文章が記載されたカードで、そのダムに行かないと貰えないカードだ。スタンプラリーみたいに収集する人もいる。
国土交通省のWebサイトの説明を引用すると、
おもて面は、ダムの写真、うら面は、ダムの形式や貯水池の容量、ダムを建設したときの技術、といった基本的な情報からちょっとマニアックな情報までを凝縮して載せています。
とのことだ。
マニアックな人と思われたらしい。初めて入手したのだけれども。

長さは445m。なんと芦別観音の5倍だ。

芦別観音ってナンだよ。ていうか、観音でかくね?と思って走っていたら、現れた。

この芦別観音(正確には北海道大観音)、近づいてみたら「
北の京」という施設の中にあった。外から見ただけでもかなりクセのありそうな施設。観音様は背中にエレベータと階段を背負っていて上まで登れるようだ。
大観音ってのは日本各地に散見されるのだが、もしかしてこれらは実は裏の組織が手を回して龍脈上とか風水的に重要な位置に建てられていたりするのではないだろうか。予定通りに全て完成した暁には、結界が生じて龍脈からの気の流れを断ち日本を支配する、みたいな。その場合は、なんか大観音同士がレーザーのような光で結ばれる演出があると盛り上がりますな。大観音間後光通信網。地平線に邪魔されるけど。
ともかく。赤平炭鉱跡。


立坑櫓はそそられるねえ。

立坑櫓とは、垂直方向に掘られた坑道内で人や石炭を昇降させるための施設の一部。
遠くから見てもステキ。

花と一緒でもステキ。

頂部にある菱形の枠内には、住友のマークが誇らしげに輝いていたに違いない。


このまま朽ちていきます感たっぷりだが、なんとか残ってもらいたいものだ。



立坑櫓はその炭鉱のある街の象徴でもあったりする。街路灯もこの通り。

立坑から少し離れたところには公園がある。ツルハシのようなものは日時計。炭鉱施設内に引き込まれていた鉄道のレールを使用しているそうだ。


背後はズリ山。右のコンクリートの建造物は原炭ポケット。

ズリとは石炭を得る際に出る不要な岩石の呼称で、ズリ山とはそれを積み上げてできた山のこと。今では草木が生えて遠目には自然の地形と言われてもわからない。高さ100mを超える山を作ってしまうような、そんな産業なわけである。


こちらは、砂川炭鉱跡の立坑櫓。

垂直方向に長い立坑内でカプセルを落下させ、カプセル内で無重力状態での実験を行うことができる世界でも有数の施設がある、ということを聞いたことがある人もいるかもしれないが、ここがそうだ。結局それも閉鎖されてしまったのだが。
今となっては寂しいが、炭鉱閉山後にできたこの実験施設へよせる当時の街の期待がわかる。


その近所で、こんなステキ看板を見つけた。

「総力の発揮」「業績の向上」、高度成長期という感じでとてもイイ。気高い標語だ。そしてこの字体、このさびれ方。素晴らしい。最高じゃないか。この看板は是非保存してもらいたいものだ。現在の職場にこんな標語を掲げられたら萎えるけれども。
この看板、炭鉱好きには有名なようで、先日の目黒区美術館で行われた「夜の美術館大学コールマイン・アート学科」でお会いした人々のうちの何人かはご存じのようだった。その人曰く、写真から見えない面には「責任の完遂」との標語が記載されているそうだ。シビレる。ベランダに建てたい。
ここら辺りで飽きてきたので、北海道観光を切り上げて帰路についた。
posted by メカパンダ at 00:00|
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