2010年08月11日

夏のクルーズ第五弾「湯西川ダムとダム湖探検ツアー」

8月1日は、「湯西川ダムとダム湖探検ツアー」に参加してきた。


ダムのこんな場所(左下の白いツブツブが人間)や内部を見学した後は、

こんな水陸両用バスで、ダム湖をクルーズするという変わり種ツアーである。

正確には、この日のツアーではダム側の都合によりダム内部の見学ができなかったのだが、そのダムの都合というのがダム内部の一般公開イベントであったので、そちらのイベントでダム内部を見学してきた。おそらく見学の内容はツアーも一般公開イベントも同じであろう。

このツアーで見学するのは日光・鬼怒川の北側にある川治ダム。ツアータイトルだけ読むと湯西川ダムではないのかと思ってしまうのだが、川治ダム。湯西川(の)ダムとダム湖ツアーと解釈してあげるのが親切なようだ。
実は現在、湯西川ダムは作られていて、2012年の完成を目指している。そして湯西川ダムが完成したら、このツアーの舞台は湯西川ダムに移されるそうだ。ツアータイトルがややこしいのは、この将来の予定を見越して名称や印刷、塗装の変更を極力少なくするためかもしれない。邪推だろうか。

さてまずは、川治ダム。
ダムのてっぺん(天端と呼ぶ)と同じ高さにある管理棟から、エレベーターで60mほど岩盤の中へ下りると気温17℃の地下世界。


そこから歩いていくと、上の写真で示した、ダムの中腹に突き出たキャットウォークと呼ばれる通路に出ることができる。

上図右下から中央に向けて伸びるスケスケの通路がキャットウォークだ。
柵が低く頼りないわりには、説明係の人は結構放任で、ストラップなしでカメラを突き出そうが何も言われずとても快適。
ダムの内部を訪れるには、一般的に事前に管理事務所に見学のお願いをするか、年に数日ある一般公開イベントに参加する必要があるので、このようにツアーの一部として簡単に見られるのはとてもよい。
このツアー、空きがあれば道の駅湯西川で当日参加も可能である。休日の計画でダムに行こうぜ、なんて言っても周りが付いてこないでしょう?後述するバスと絡めてうまいこと誘い込んでいただきたい。

そして肝心のバス。

後部にこのようにスクリューが備え付けられている。上図は展示のためにスクリューを水上走航用の位置に降ろしているが、地上走行時には衝突防止のためスクリューは上方に跳ね上げられている。
この水陸両用バス、水上走航用と地上走行用とで別々のエンジンを備えており、単純に言えば、トラックに浮きを付けて、後部にエンジンとスクリュー及び舵を取り付けた構造となっている。したがって操作系も統一されてはおらず、水上走航用と地上走行用に独立して設けられている。

一見、普通の中・大型車両の運転席だが、右側に水上走航用の表示・操作パネル及び操舵用ハンドル、左手前に水上走航用エンジンのスロットルレバー(先端に赤い球体がついたもの)が後付けされている。

地上走行用の機構は、後から調べたところ、いすゞ・フォワードというトラックの低床4WD仕様を流用しているようだ。

エンジンとエンジンの駆動力を前輪及び後輪に振り分けるセンターデフと呼ばれる部分は、浮力を生み出す浮きの部分の中に納められている。水上航行時には、そこから先のタイヤまでの車としての構造部分は水中に没するようになっている。

軽く眺めた限りでは低床仕様ゆえの特殊な構造ではあるのだけれども、それは街中を走る市販トラックの仕様そのものであって、水中に没することを考慮した構造を見つけることができなかった。

当然、市販車ならば豪雨の中やぬかるんだ泥道を長時間走行しても致命的問題が出ないようになっているわけで、1日数時間だけ淡水に没するだけならば特殊な構造をわざわざ用意する必要がないということなのだろう。水中で動作させるわけでもないし。
よほどまめに注油しないと寿命は縮むように思うけれども、考えてみれば船としても車としても、法律上そんな地上走行用の機構部の完全な防水構造が要求されるわけではないので、余計なお世話だろう。

車内?船室内?はこんな。

窓がない。転覆時の乗客乗員の脱出を考慮すると窓を無くさねばならなかったようだ。なにか法規制があるのであろう。
今回、このバスに乗ってわかったのが、窓が無いとバスはとても爽快な乗り物になるということ。あの色付きの汚い窓がバスをつまらなくしているわけだ。最近、都心で屋根の無い観光バスを使ったツアーがあるようなので、日差しが弱くなったらそれに参加してみようと思う。

おお、バスはこうなっているのか。盛り上がりますな。
そしてダム湖クルーズ。バスが地上から湖に突入する瞬間、及びその逆の瞬間がとても面白い。大興奮だ。が、これは事前の知識なしで体験していただきたい。動画撮影したのだけれども、そういうのを見ないことをオススメする。

でも、ダム湖周遊はつまらない。ダムに近づくわけでもなく、どこかに取水施設が見えるわけでもない。というか、殆どの時間でダムは見えない。あらー鹿がいるわねーというぐらい。紅葉の季節であれば綺麗なのだそうだが、だってそんなの地上から見ても同じだし。

が、ともかく、バスが水面に突入するのが強烈なので、後は鹿ねー、紅葉綺麗ねーぐらいでもクルーズは十分楽しめるはずだ。それに加えてダム内部の見学ができるのだから、日光・鬼怒川方面へ訪れる際には、是非このツアーへの参加を検討していただきたい。山奥ではあるのだが、出発場所は電車の駅の近くであるので交通の便はよい。首都圏からであれば車でも電車でも日帰り可能だ。
posted by メカパンダ at 00:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやー、面白い体験でしたね。
キャットウォークは怖かったけど。。。

そして、ダム側に行って欲しかったのは猛烈に賛同します!
ダム湖側からのダムは見てみたいですよね。
鹿は、、、まぁいいや。
Posted by ごん助 at 2010年08月11日 00:40
強烈でなかなか夢のある乗り物でした。
船でダムに接近できないのは理由があるのでしょうけれども、できるだけ寄って欲しかったですね。

また、キャットウォークのないダムにでも見学に行きましょう。
Posted by メカパンダ at 2010年08月11日 16:41
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