2010年06月18日

明石海峡大橋ブリッジワールド

かなり前だけれども、4月24日は明石海峡大橋の主塔に登ることのできる「ブリッジワールド」に参加してきた。主塔とは、吊橋のロープを持ち上げている塔のこと。

明石海峡大橋は、全長およそ4km、2つの主塔の間の距離がおよそ2kmの吊橋でともかく大きい。見た目のバランスが気に入らなかったりするのは個人的なハナシ。なんか気に入らないのは、あまりに長大な橋なので長さ高さ構成部材の太さが見慣れない比率で組まれているからなのだろうか。同様に、世界最長の斜張橋とかアーチ橋も、そりゃないわーという感じで正直ひく。

さて、このツアー、橋に入る前に「橋の科学館」で建設過程のビデオを見て、さらに展示を見ながら説明を受ける。
この展示がすごい。カッコイイ。










これなんか動くんだぜ?

実験等に用いられた物もあるのだけれども、展示のためにここまでやるか、という精巧さだ。だったら通行料安くしろよとか言ってはいけない。素敵じゃないか。橋の科学館単独でも訪れる価値がある。

さて、本番の橋だが、まずこのアンカレイジと呼ばれるコンクリートの建造物から上に上がり、そして左の方に伸びている橋桁の中にある点検用通路に進むわけである。

ちなみに、上図の少し盛り上がった芝生のある所は人工地盤で、その下が駐車場になっている。いろいろスケールが大きい。

点検用通路はこんな。これが4kmも続いているんだから恐るべし。床はグレーチング(と呼ぶべきか?要はあみあみ)で、足の下の海面がよく見える。

何故こんなに広いのかというと、自動車が通行できるようにするためだ。保守点検を行う人はアンカレイジから車に乗って作業に向かう。すなわちアンカレイジの中には車両を運ぶエレベータもあるわけだ。金かかってんな。

そして、エレベータで高さ300mの主塔に上がるとこんな。

このエレベータがちょっと特殊で、ビルのもののように一気に上がるのではなく、途中で一端止まって少し横に動いた後にまた上昇する仕組みになっている。これは主塔の柱の部分の軸方向と重力方向とが平行でないため、中に一本の垂直なエレベータ用通路が設けられないためだそうだ。もちろん柱を太くすれば、真っ直ぐにエレベータ用通路を設けることができるわけだが、それこそ金の無駄遣いというものだろう。ともかく、横に動くエレベータというのは面白い。

主塔の上とか中もすごいのだけれども、これだけ長い橋であると温度変化による伸縮量も大きいので、桁と桁との間のつなぎ目の部分のそれに対応するための構造もたいそうなものになっている。



そうそうみんな、落橋防止装置もいいけど、伸縮装置にも着目してみよう。伸縮装置とは、桁の伸縮や移動が発生しても路面を連続かつ平坦に保つためのものだ。
明石海峡大橋の場合、これが巨大なリンク構造になっている。


こうやってみると、結構怖いところ歩いてますね。

高いところが苦手でなければ、日頃経験しない場面が次々と現れるので橋に興味が無くても楽しめるイベントであるように思う。冬期以外は定期的に開催されているので、神戸近辺に訪れた場合には是非参加してみていただきたい。
ちなみに、説明で用いられた映像のDVDが貰えたりしてお得感が増す。



posted by メカパンダ at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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